eSUN PLA Plus 3Dプリンターフィラメント PLA+ レビュー
3Dプリンター愛好家として、私は常に様々なフィラメントを試すことを楽しみにしています。今回、注目したのは「eSUN PLA Plus 3Dプリンターフィラメント PLA+」。その寸法精度+/-0.03mm、1.75mm径、そして正味量1KGという仕様に惹かれ、黒色を購入してみました。数週間にわたる実地テストの結果を、詳細にレビューさせていただきます。
開封と第一印象
届いたスプールは、eSUNらしいしっかりとした梱包で、フィラメント自体もきれいに巻かれていました。真空パックで封入されており、湿気対策も万全な印象です。スプールのデザインもシンプルで、プリンターへのセットアップも容易でした。まず手に取った感触は、一般的なPLAよりもやや重厚感があるように感じました。これはPLA+という素材特性によるものかもしれません。
印刷性能:安定性とディテール
早速、複数の3Dモデルを印刷してみました。結果として、eSUN PLA Plusの印刷性能は非常に高く、期待を上回るものでした。
ベッドへの定着性
まず特筆すべきは、ベッドへの定着性の高さです。PLA+は、通常のPLAよりも若干融点が高い傾向がありますが、このフィラメントは適切な温度設定(私の環境ではノズル210℃、ベッド60℃)で、初回から強力に定着しました。ビルドプレートからの剥がれや、印刷中の浮き上がりといったトラブルは一切ありませんでした。これは、大きなモデルや複雑な形状を印刷する際に、非常に心強い点です。
寸法精度とディテール表現
eSUNが謳う+/-0.03mmの寸法精度は、確かに体感できるレベルでした。印刷されたモデルは、非常にシャープで、細部のディテールも潰れることなく再現されています。特に、小さな文字や複雑な模様を持つモデルを印刷した際に、その精度を実感しました。これらのモデルは、後処理でやすりをかける際にも、形状が崩れにくく、扱いやすかったです。
糸引き(ストリング)の抑制
3Dプリンターフィラメントで悩ましい問題の一つに、糸引き(ストリング)があります。しかし、このeSUN PLA Plusは、糸引きが非常に少ないのが印象的でした。リトラクション設定を適切に行うことで、ほとんど問題にならないレベルに抑えることができました。これにより、印刷物の見た目が格段に向上し、後処理の手間も大幅に軽減されました。
層間の接着力と強度
PLA+という素材の特性上、通常のPLAよりも層間の接着力が強く、完成したモデルは非常に頑丈です。実際に、いくつかのパーツを組み立てて使用してみましたが、破損する心配はほとんどありませんでした。ある程度の負荷がかかるような造形物や、実用的なパーツを作る際にも、安心して使用できる強度です。
印刷設定と注意点
このフィラメントを使用するにあたって、いくつかの印刷設定について触れておきます。
推奨温度設定
先述の通り、私の環境ではノズル温度210℃、ベッド温度60℃で良好な結果が得られました。ただし、これはプリンターの機種や環境によって微調整が必要です。初めて使用する際は、テスト印刷を何度か行い、最適な温度を見つけることをお勧めします。特にノズル温度は、糸引きや層間の接着力に大きく影響するため、慎重に調整してください。
冷却ファンの設定
PLA+は、ある程度冷却が必要な素材です。印刷中は、冷却ファンを効果的に使用することで、オーバーハングやブリッジ部分の造形品質を向上させることができます。ただし、過度な冷却は層間の接着力を低下させる可能性もあるため、バランスが重要です。
保存方法
eSUNのフィラメントは、通常、真空パックで密封されています。開封後は、湿気から保護するために、乾燥剤と一緒に密閉容器に保管することを強くお勧めします。湿気を吸ったフィラメントは、印刷品質の低下やプリンターの詰まりの原因となります。
まとめ
eSUN PLA Plus 3Dプリンターフィラメント PLA+(黒)は、全体的に非常に満足度の高い製品でした。安定した印刷性能、優れた寸法精度、そして高い強度と耐久性。これらの要素が組み合わさることで、初心者から経験者まで、幅広いユーザーにとって信頼できる選択肢となるでしょう。特に、高品質な造形物を安定して作りたいと考えている方には、強くお勧めできます。黒色という汎用性の高い色であることも、様々なプロジェクトに対応できる点として評価できます。価格帯も、その性能を考慮すれば妥当であり、コストパフォーマンスも良いと感じました。今後も、eSUNのフィラメントには注目していきたいです。
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