PLA Rapido フィラメント、1.75mm 寸法精度±0.03mm、高速印刷対応 最大400mm/s、FDM方式3Dプリンター用、多くの3Dプリンターに対応、1kgスプール（2.2lbs）、イエロー（黄色）の感想レビュー
開封と第一印象
今回レビューするのは、PLA Rapido フィラメントのイエロー（黄色）です。まず、届いた時のパッケージングから好印象でした。しっかりとした箱に、フィラメントスプールが丁寧に梱包されており、輸送中の破損の心配はなさそうです。スプール自体も、糸巻きが美しく、寸法精度±0.03mmという謳い文句に期待が持てます。
イエローの色合いは、写真で見たイメージよりもやや深みのある、鮮やかすぎない落ち着いた黄色でした。これは好みが分かれるかもしれませんが、個人的には非常に気に入りました。派手すぎず、しかし存在感のある色合いは、様々な造形物に彩りを添えてくれそうです。
印刷設定とテスト印刷
早速、このフィラメントの真骨頂である高速印刷を試すべく、いくつかのテスト印刷を行いました。推奨されている印刷温度は200-220℃とのことでしたが、まずは210℃からスタート。ベッド温度は50℃に設定しました。
最大400mm/sという驚異的な印刷速度は、どの程度の実力を見せてくれるのか、期待と不安が入り混じりながらのスタートです。普段は60mm/s程度で印刷することが多いので、かなりの変化です。
最初のテストとして、Curaのスライサー設定で、標準的な層の高さ0.2mm、インフィル15%で、よく使われるテストモデル（ベンチーなど）を印刷してみました。
印刷性能：高速印刷の驚異
PLA Rapidoの真価が発揮されたのは、まさにここです。正直に言って、最大400mm/sという速度は、多くのフィラメントでは品質の低下を招くことが一般的です。しかし、このフィラメントは違いました。
まず、糸引きが驚くほど少ないです。高速でノズルが動いても、フィラメントが飛び散ったり、糸状に絡みついたりする現象がほとんど見られませんでした。これは、フィラメントの流動性が非常に優れている証拠でしょう。
次に、積層痕です。通常、印刷速度を上げると層の表面が荒れがちですが、PLA Rapidoでは、低速印刷と遜色ない滑らかな表面を実現していました。細部の再現性も高く、寸法精度±0.03mmという謳い文句も伊達ではないと感じさせます。
反りについても、PLAフィラメントとしては非常に良好でした。低温のベッド温度でも、大きな反りなく造形物を完成させることができました。これは、FDM方式3Dプリンターで造形する上で、非常に重要なポイントです。
FDM方式3Dプリンターとの互換性
多くの3Dプリンターに対応しているという点も、実際に使用して実感しました。特別な設定や改造を施すことなく、標準的なFDMプリンターで問題なく印刷できました。ノズル詰まりなども一切なく、安定した印刷を続けることができました。
1kgスプールという標準的な容量も、気軽に使い始めるには十分な量です。2.2lbsという表記も、海外製品では一般的ですね。
イエローの色彩について
イエローの色合いは、前述の通り、非常に気に入っています。単体で見ても美しい色ですが、他の色との組み合わせも考えられます。例えば、オレンジやレッドと組み合わせれば、ハロウィンの装飾などに最適ですし、ブラックやホワイトと組み合わせれば、モダンなデザインの造形物にもマッチするでしょう。
まとめ
PLA Rapido フィラメントのイエローは、高速印刷という特性を最大限に活かしつつ、寸法精度や造形品質を一切犠牲にしない、非常に優秀なフィラメントだと断言できます。
最大400mm/sでの印刷は、まさに「速い」という言葉では表しきれない、驚異的な体験でした。糸引きの少なさ、積層痕の滑らかさ、反りの少なさ、そしてイエローという美しい色合い。これら全てが、このフィラメントの価値を高めています。
FDM方式3Dプリンターをお使いの方で、印刷時間を短縮したい、しかし品質は妥協したくないと考えている方には、強くお勧めしたい製品です。このフィラメントを使うことで、3Dプリンティングの可能性がさらに広がることは間違いありません。
1.75mmという標準的な径で、1kgスプールという使いやすい量、そして多くの3Dプリンターに対応しているという点も、購入のハードルを下げています。
PLA Rapidoシリーズは、今後も他の色も試してみたいと思わせる、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。特にイエローは、その鮮やかさと品質の高さで、私の3Dプリンターライフに新たな彩りを与えてくれたと言えるでしょう。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください
