【送料無料】eSUN PLA Plus 3Dプリンターフィラメント PLA+ 寸法精度+/-0.03mm、1.75mm径 3Dプリンター用正味量1KG (2.2LBS) スプール造形材料PLA材料 (ブルー)

３Dプリンタ・材料等

2025.11.02

eSUN PLA Plus 3Dプリンターフィラメント PLA+ (ブルー) レビュー

eSUN PLA Plus 3Dプリンターフィラメント PLA+ (ブルー) レビュー

購入の経緯と第一印象

3Dプリンターを趣味として始めてから、様々なメーカーのPLAフィラメントを試してきました。今回は、品質に定評のあるeSUNのPLA Plus、しかも待望のブルーを購入してみました。以前からPLA+の噂は耳にしており、通常のPLAよりも強度や耐熱性が向上しているという点に惹かれていました。特に、造形中に反りが発生しやすい、あるいは完成品が衝撃に弱いといったPLAの弱点を克服してくれるのではないかという期待がありました。

届いたスプールの第一印象は、やはりeSUNらしいしっかりとした梱包と、フィラメントの均一な色合いでした。ブルーの色味も、写真で見た通りの鮮やかでありながら深みのある色で、非常に気に入りました。スプール自体も丈夫で、取り回しがしやすいように配慮されていると感じました。

開封とフィラメントの状態確認

開封すると、真空パックされたフィラメントが現れました。これは、湿気からフィラメントを守るための重要な処置であり、eSUNの品質管理へのこだわりを感じさせます。袋から取り出したフィラメントは、触り心地も滑らかで、直径のばらつきもほとんど見られませんでした。

寸法精度+/-0.03mmという謳い文句は、3Dプリンターユーザーにとって非常に重要です。フィラメントの直径が一定でないと、エクストルーダーの詰まりや造形不良の原因となります。実際にノギスで数カ所測定してみましたが、確かに謳い文句通りの高い精度が保たれていることを確認できました。これは、印刷品質に直結するため、非常に安心できるポイントです。

1.75mm径は、現在最も一般的なフィラメント径であり、私の所有する3Dプリンターでも問題なく使用できます。正味量1KG (2.2LBS) というのは、一般的なPLAフィラメントの量であり、十分な量で安心して造形できます。

造形テストと使用感

早速、普段使用している3Dプリンターにセットして造形テストを開始しました。ノズル温度は、eSUNの推奨温度である200～220℃の範囲で、今回は210℃に設定しました。ベッド温度は60℃です。

驚いたのは、最初のレイヤーの定着の良さです。通常のPLAでも問題なく定着しますが、PLA+はさらに強固にベッドに貼り付く感覚がありました。これにより、一層目の剥がれや造形中のズレといったトラブルが大幅に軽減されると期待できます。

造形中のフィラメントの吐出も非常にスムーズで、エクストルーダーからの異音や詰まりは一切ありませんでした。PLA+は、通常のPLAよりも若干粘度が高いという印象を受けましたが、それはむしろ良好な積層に繋がっているように感じました。一層一層がしっかりと密着し、隙間なく積み重なっていく様子は見ていて気持ちが良いものです。

そして、注目すべきは造形中の匂いです。通常のPLAフィラメントによっては、多少のプラスチック臭が気になることがありますが、このeSUN PLA+は、ほとんど匂いが気になりませんでした。これは、自宅で3Dプリンターを使用する上で、非常に嬉しいポイントです。

造形物の品質と特徴

造形が完了し、ベッドから剥がす際にも、その強固さが実感できました。しかし、剥がしにくいというほどではなく、適度な力で綺麗に剥がすことができました。

完成した造形物は、表面が非常に滑らかで、積層痕も目立ちにくい印象です。ブルーの色味も、光の当たり方によって深みが増し、高級感さえ感じさせます。

PLA+の最大の特徴である強度ですが、手に取ってみてその違いを実感しました。通常のPLAよりも硬く、それでいてある程度の柔軟性も持ち合わせているように感じます。力を加えても、簡単に折れるようなことはありません。これは、機能的なパーツや、ある程度の負荷がかかるような造形物を作成する際に、非常に有利になるでしょう。

耐熱性についても、今後の使用で検証していく必要がありますが、PLA+が謳う耐熱性の向上は、日差しが当たる場所や、多少熱源に近い場所での使用にも耐えうる可能性を示唆しています。

また、層間接着性も非常に優れているため、造形物がバラバラになる心配も少ないでしょう。これは、精密な部品の組み立てや、複雑な構造の造形においても、信頼性を高める要因となります。