TPU フィラメント,【TINMORRY】3dプリンタ用造形材料, 3dプリンター フィラメント 1.75mm 1Kg (3D Printer Filament Black)

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TPU フィラメント,【TINMORRY】3dプリンタ用造形材料, 3dプリンター フィラメント 1.75mm 1Kg (3D Printer Filament Black)

TPUフィラメント,【TINMORRY】3Dプリンタ用造形材料、3Dプリンターフィラメント 1.75mm 1Kg (3D Printer Filament Black) レビュー

購入の動機と期待

今回、TPUフィラメント,【TINMORRY】のブラックを購入した主な動機は、既存のPLAやPETGでは実現できない、柔軟性耐久性を兼ね備えた造形物を製作したいという強い思いからです。特に、スマートフォンのケースや、衝撃吸収材、あるいは可動部分を持つロボットパーツなど、ある程度のしなりや、落下時の破損を防ぐ必要のあるアイテムに挑戦したいと考えていました。

TPUフィラメントは、その特性上、扱いが難しいという話をよく耳にします。フィラメントの引き出し抵抗、エクストルーダーでの詰まり、糸引き、そして積層痕の目立ちやすさなど、様々な課題があるようです。そのため、今回,【TINMORRY】という、比較的新しいブランドながらも、Amazonでの評価が安定していたこの製品を選んだのは、品質への期待と、コストパフォーマンスのバランスが取れているのではないかという期待感からでした。

1kgという容量も、TPUフィラメントの特性を試すには十分な量であり、もし扱いにくい場合でも、大量に無駄にしてしまうリスクを抑えられます。カラーは、最も汎用性の高いブラックを選択しました。

開封と第一印象

届いた製品は、しっかりとしたダンボール箱に梱包されており、フィラメントリールも真空パックで封入されていました。これは湿気対策として非常に重要であり、開封前から好印象です。真空パックを開封すると、フィラメントは均一な太さで、表面に目立った傷や異物混入も見られません。

リールには【TINMORRY】のロゴと、フィラメントの種類、直径、推奨温度などが印字されており、視覚的にも分かりやすいです。フィラメントを手に取ってみると、独特のゴムのような弾力と、適度な硬さを感じます。PLAのようなプラスチック感とは明らかに異なり、柔軟性を予感させます。

spoolの巻き癖は、TPUフィラメントとしては比較的少なく、取り回しの良さを期待させます。全体的に、第一印象は非常に良好であり、早速プリンターにセットアップしたくなりました。

印刷設定とテスト印刷

TPUフィラメントの印刷には、通常、PLAやPETGよりも注意深い設定が必要です。今回、私の使用している3Dプリンターは、ダイレクトエクストルーダーを搭載しており、TPUの印刷には比較的有利な環境です。

まずは、フィラメントの推奨温度を参考に、ノズル温度を210℃、ベッド温度を60℃に設定しました。TPUは、印刷速度が遅い方が成功しやすいという情報に基づき、印刷速度は30mm/sに設定しました。リトラクション設定も、糸引きを抑えるために、少量かつ短めに調整しました。

最初のテスト印刷として、比較的小さな立方体と、糸引きテスト用の棒状のモデルを印刷しました。

テスト印刷の結果

立方体の印刷は、予想以上にスムーズに進みました。初期レイヤーの定着も良好で、積層痕も比較的目立ちにくく、均一な表面が得られました。

糸引きテストでは、多少の糸引きは見られましたが、許容範囲内でした。リトラクション設定を微調整することで、さらに改善できる余地は十分にあります。TPUフィラメントにありがちな、エクストルーダーでの詰まりや、フィラメントの引き出し抵抗の大きさといった問題も、今回は全く発生しませんでした。これは、フィラメントの品質が非常に高いことの表れだと感じます。

特に、エクストルーダーのギアがフィラメントをしっかりと噛み、スムーズに送り出される感触は、信頼性の高さを物語っています。

応用造形と実用性

テスト印刷でTPUフィラメントの扱いやすさを確認できたので、早速、以前から構想していたスマートフォンケースの製作に取り掛かりました。

ケースの形状は、本体をしっかりと保護しつつ、ボタン操作や充電ポートへのアクセスを妨げないように設計しました。TPUの柔軟性を活かし、ケースの着脱が容易になるように工夫しました。

スマートフォンケースの感想

完成したスマートフォンケースは、期待通りの仕上がりでした。手に持ったときのグリップ感が非常に良く、滑りにくいです。また、適度な弾力があるため、万が一落とした際にも、衝撃を吸収してくれる安心感があります。

TPU特有の、表面のマットな質感も、高級感があり、安っぽさを感じさせません。ボタン部分も、TPUの柔軟性によって、押し心地が非常に自然で、違和感がありません。

さらに、TPUフィラメントの耐油性耐薬品性も期待できるため、日常使いにおける汚れや、ちょっとした薬品に触れても、劣化しにくいというメリットもあります。

もちろん、TPUフィラメント特有の、PLAのようなシャープなエッジの表現や、細かいディテールの再現性には限界がありますが、今回の用途においては、その柔軟性と耐久性の方がはるかに重要であり、完璧なバランスを実現できたと感じています。

まとめ

【TINMORRY】のTPUフィラメント 1.75mm 1Kg (Black)は、TPUフィラメント初心者から経験者まで、幅広くおすすめできる高品質な造形材料です。

まず、安定した印刷品質が挙げられます。フィラメントの引き出し抵抗が少なく、エクストルーダーでの詰まりもほとんど発生しないため、ストレスなく印刷を進めることができます。印刷速度を抑えれば、糸引きも最小限に抑えることが可能です。

次に、優れた柔軟性と耐久性です。スマートフォンケースのような実用的なアイテムはもちろん、様々な用途でその特性を活かすことができます。

そして、コストパフォーマンスの高さも魅力です。品質に妥協することなく、比較的安価に入手できるのは、TPUフィラメントの利用を検討しているユーザーにとって、非常に嬉しいポイントです。

唯一、TPUフィラメント全般に言えることですが、PLAのような硬質な素材と比較すると、細かなディテール表現には限界があることを理解しておく必要があります。しかし、それを補って余りある、TPUならではのメリットを存分に享受できる製品です。

今後も、TPUフィラメントを使った様々な造形に挑戦していく上で、【TINMORRY】のTPUフィラメントは、私の信頼できるパートナーとなるでしょう。

上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください