Creality CR-PLA Matte 桃花色 フィラメント レビュー
この度、Creality社純正の3Dプリンター用フィラメント「CR-PLA Matte」の桃花色を購入し、 Enderシリーズの3Dプリンターで使用してみました。結論から言うと、非常に満足度の高いフィラメントで、特にマットな質感と美しい色合いが、造形物の質感を大きく向上させてくれました。家庭用から業務用まで、幅広い用途で活躍できるポテンシャルを秘めていると感じています。
開封と第一印象
梱包はCreality純正らしく、しっかりとしており、フィラメントリールも丁寧に包装されていました。取り出した瞬間に感じたのは、そのマットな質感。写真で見るよりも落ち着いた、上品な光沢感のない表面処理が施されています。桃花色という名前の通り、淡く優しいピンク色で、派手すぎず、それでいて存在感のある色合いです。リールに巻かれている状態でも、糸引きやムラなどは見られず、高品質な素材であることが伺えました。
造形時の使用感
使用した3DプリンターはCreality Ender 3 V2です。PLAフィラメントの標準的な設定（ノズル温度200℃、ベッド温度60℃）で問題なく印刷できました。特筆すべきは、非常に安定した吐出性です。糸引きがほとんどなく、レイヤー間の接着も良好。これまでのPLAフィラメントの中には、湿度を吸ってしまいやすいものや、温度設定にシビアなものもありましたが、このCR-PLA Matteは、その点でも扱いやすいと感じました。高密度な素材であることが、安定した造形に繋がっているのかもしれません。
造形物の仕上がり
印刷された造形物は、期待通りの美しいマットな質感に仕上がりました。光沢のあるPLAフィラメントだと、どうしても積層痕が目立ちがちですが、このマットフィラメントは、それらを自然にぼかしてくれる効果があるようです。表面の肌触りも滑らかで、触っていて心地よいです。桃花色も、淡いピンク色が上品で、キャラクターモデルや装飾品など、繊細な表現が求められる造形物にも最適だと感じました。高強度という点も、普段使いのアイテムを作る上で安心感があります。
環境保護への配慮
「環境保護」という点も、このフィラメントの魅力の一つです。PLA樹脂は生分解性を持つ素材として注目されており、環境負荷の低減に貢献します。Creality社が純正品として、このような環境に配慮した素材を提供しているのは、ユーザーとして嬉しい限りです。家庭で気軽に3Dプリンターを楽しむ上で、環境への意識を持つことは重要だと考えています。
他の色との比較
今回、桃花色を選びましたが、Creality CR-PLA Matteシリーズには他にも様々な色があります。他の色も試してみたいという気持ちになりました。特に、ホワイトやブラックなどのベーシックな色も、このマットな質感で仕上がると、より洗練された印象になるのではないかと期待しています。統一感のあるマットな作品群を作るのに、このシリーズは非常に適しているでしょう。
まとめ
Creality CR-PLA Matte 桃花色フィラメントは、卓越した造形安定性、美しいマットな質感、そして上品な色合いが魅力的な製品です。糸引きの少なさ、安定した吐出性、そして積層痕を自然にぼかす仕上がりは、初心者から上級者まで、あらゆるレベルのユーザーが満足できるレベルにあります。高強度で環境にも配慮されている点も、購入の決め手となります。3Dプリンターの造形物をより高品質に、そして美しく仕上げたいと考えている方には、自信を持っておすすめできるフィラメントです。桃花色という選択肢は、特に可愛らしさや上品さを表現したい造形にぴったりです。今後もCreality社の純正フィラメントには注目していきたいと考えています。
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