PATIKIL 丸型スペーサーワッシャー レビュー
購入の経緯と期待
以前から、DIYで3Dプリンターの部品を自作したり、テレビの壁掛け金具の取り付け、さらにはコンセント周りの配線整理などに興味がありました。そんな中、手軽に使えるスペーサーワッシャーを探していたところ、PATIKILの丸型スペーサーワッシャーの存在を知りました。24個入りという数も、一度に使い切るには十分で、ナイロン製という点も、電気を通しにくいという特性から、様々な用途で安心して使えそうだと感じ、購入に至りました。
特に期待していたのは、3Dプリンターの自作パーツで、M5ねじを使用する箇所でのクリアランス調整や、振動抑制効果です。また、テレビ壁掛けの際にも、金具と壁の間に適切な隙間を作ることで、放熱効果を高めたり、配線の取り回しを容易にしたりできるのではないかと考えていました。コンセント用としても、配線の固定や絶縁といった用途で役立つことを期待していました。
製品の外観と質感
届いた製品は、写真で見た通りのベージュ色で、非常にシンプルなデザインでした。一つ一つのワッシャーは、円筒形をしており、内径が5.3mm、外径が11mm、長さが10mmと、M5ねじに対してぴったりなサイズ感です。手に取ってみると、ナイロン特有のサラサラとした質感が感じられ、軽量でありながらも、しっかりとした強度があるように思えます。バリなどもほとんどなく、精巧に作られている印象を受けました。
24個入りという点も、小分けにして使うのに便利で、保管もしやすいです。ベージュ色なので、白や黒などの一般的な色合いの素材とも馴染みやすく、目立ちにくいのも利点だと感じました。今回の用途では、特に見た目を気にする必要はありませんでしたが、もし目立つ場所で使用する場合でも、この色は比較的受け入れられやすいのではないでしょうか。
3Dプリンターでの使用感
早速、3Dプリンターの自作パーツに使用してみました。M5ねじを通して、2つのパーツを接合する際に、このスペーサーワッシャーを挟み込みました。5.3mmの内径は、M5ねじ(約5mm)に対して適度な余裕があり、スムーズにねじを通すことができました。10mmの長さは、望んでいた通りのクリアランスを確保するのに最適でした。これにより、パーツ同士が直接接触するのを防ぎ、異音の発生を抑制できたように感じます。
また、スペーサーワッシャーを挟むことで、ねじの締め付けトルクが分散され、3Dプリントされたパーツに過度な負荷がかかるのを防ぐことができました。これは、3Dプリント特有の脆さを考慮すると、非常に重要な点です。さらに、ナイロン製であるため、静電気の発生を抑える効果も期待でき、電子部品を扱う3Dプリンターにおいては、安全性の向上にも繋がるかもしれません。
テレビ壁掛けとコンセントへの応用
テレビ壁掛けの金具取り付けにも試してみました。金具と壁の間に、このスペーサーワッシャーを挟むことで、均一な隙間を確保することができました。これにより、放熱効率の向上はもちろんのこと、ケーブルの取り回しが格段に楽になりました。特に、HDMIケーブルや電源ケーブルなど、ある程度の太さがあるケーブルを、金具の背面に綺麗に収めることができ、見た目もスッキリしました。
コンセント用としては、配線の固定に活用しました。壁のコンセントボックス内での、配線のぐらつきを抑え、より安全な状態に保つことができました。また、絶縁材としての機能も期待できるため、万が一のショートや火災のリスクを低減することにも繋がるかもしれません。DIYで電気系統の作業を行う際には、このような小さな部品一つでも、安全性に大きく影響するのだと改めて実感しました。
まとめ
PATIKILの丸型スペーサーワッシャーは、3Dプリンターの部品製作、テレビ壁掛け、コンセント周りの整理など、様々なDIY用途において、非常に汎用性が高く、コストパフォーマンスに優れた製品だと感じました。ナイロン製という素材の特性、正確な寸法、そして24個入りという手軽さが、多くのユーザーにとって魅力的だと思います。特に、M5ねじを使用する場面でのクリアランス調整や、固定・絶縁といった目的に対して、期待以上の効果を発揮してくれました。
ベージュ色という点も、多くの素材に馴染みやすく、好印象です。安価でありながらも、品質はしっかりとしており、DIY愛好家はもちろんのこと、ちょっとした補修や改良を考えている方にも、自信を持っておすすめできる商品です。今後も、様々なDIYプロジェクトで、このスペーサーワッシャーを重宝させていただこうと思います。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください