Kexcelled PLA 3Dプリンターフィラメント(ホワイト)レビュー
3Dプリンターを趣味で始めてから、様々なメーカーのフィラメントを試してきました。今回、Kexcelled PLAのホワイトを1kg購入し、実際に使用してみた感想をレビューさせていただきます。結論から言うと、このフィラメントは初心者から上級者まで幅広くおすすめできる、非常にコストパフォーマンスの高い製品だと感じました。
開封と第一印象
届いたスプールは、しっかりと梱包されており、輸送中の破損の心配はなさそうでした。スプール自体もしっかりとした造りで、フィラメントの巻き取りも綺麗でした。スプールの側面に、フィラメントの種類、直径1.75mm、正味量1kg、そして±0.03mmという寸法精度が明記されており、品質へのこだわりが伺えます。ホワイトの色味は、純粋で均一な白で、造形物に清潔感を与えてくれそうです。
造形テストと使用感
早速、手持ちのPrusa Mini+でテスト造形を行いました。推奨されているノズル温度190℃〜220℃の範囲内で、今回は200℃から試しました。ベッド温度は60℃に設定しました。最初のレイヤーの定着は非常に良好でした。多くのPLAフィラメントでは、最初のレイヤーの定着が肝心ですが、Kexcelled PLAは特別な調整なしでしっかりとベッドに吸い付くような印象を受けました。これは、寸法精度±0.03mmというスペックが伊達ではないことを証明しているかのようです。
造形中の糸引きもほとんど気になりませんでした。リトラクションの設定を調整することで、さらにクリーンな造形が可能になるでしょう。また、積層痕も目立ちにくく、滑らかな表面の仕上がりになりました。これは、フィラメントの均一性が高いことを示唆しています。
私は、キャラクターフィギュアや実用的な雑貨など、様々なものを造形しましたが、どの造形物も期待通りの強度と耐久性を示しました。頑丈で耐久性があるという謳い文句に偽りはないと感じました。特に、可動部分のあるパーツやある程度の負荷がかかるものでも、安心して使用できるレベルです。
また、造形中にフィラメントが絡まるといったトラブルも一切ありませんでした。スプールからの引き出しもスムーズで、ストレスなく作業を進めることができました。これは、造形の安定性に大きく貢献します。
特筆すべき点
高い寸法精度
±0.03mmという精度は、非常に高いレベルです。これにより、パーツ同士の嵌合や、細かなディテールの再現性が格段に向上します。特に、精密な部品を造形したい場合には、この寸法精度は大きなメリットとなります。
使いやすさ
先述の通り、定着性、糸引きの少なさ、絡まりにくさなど、全体的に非常に扱いやすいフィラメントです。これは、3Dプリンター初心者の方にとっては、造形失敗のリスクを減らし、3Dプリンティングの楽しさをより早く体験できることに繋がります。経験者にとっても、作業効率の向上に貢献するでしょう。
ホワイトの色味
純粋で均一なホワイトは、様々な塗装のベースとしても適しています。また、塗装なしでもシンプルで洗練された印象を与えるため、そのまま飾れる造形物も多く作れるでしょう。
まとめ
Kexcelled PLA 3Dプリンターフィラメント(ホワイト)は、その価格からは想像できないほどの高品質な製品だと断言できます。高い寸法精度、優れた造形性、そして頑丈で耐久性のある仕上がりは、多くのユーザーの期待に応えるはずです。特に、コストパフォーマンスを重視しつつも、妥協のない造形品質を求める方には、強くお勧めしたいフィラメントです。今後も、Kexcelledのフィラメントには注目していきたいと思います。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください