FRASHFORGE用フィラメント 500g ホワイト PLA-F13
FLASHFORGE PLA-F13 ホワイト 500g レビュー
日々3Dプリントと格闘している者です。今回、FLASHFORGE PLA-F13 ホワイト 500g を入手しましたので、その使用感についてレビューをさせていただきます。3Dプリントのフィラメント選びは、出力の成否を左右する重要な要素であり、特に初めて使うフィラメントとなると期待と不安が入り混じるものです。このFLASHFORGE PLA-F13 ホワイトは、その名の通りPLAフィラメントであり、白色の500g巻きとなっています。
開封と第一印象
まず、届いたパッケージを開封した際の印象は、非常に丁寧な梱包でした。フィラメントは真空パックされており、乾燥剤も同封されています。このあたりの配慮は、フィラメントの品質を保つ上で非常に重要なので、好印象です。巻き癖についても、特に気になるようなひどいものはなく、スムーズにリールから引き出せました。白色のPLAということで、一般的な色ではありますが、その発色の良さや均一性も気になるところです。実際に手に取ってみると、直径のばらつきなども目視では確認できず、期待が持てます。
プリント設定とテスト
早速、手持ちの3Dプリンター（FLASHFORGE Creator Pro 2）でテストプリントを行いました。PLAフィラメントの標準的な設定で、ノズル温度は200℃、ベッド温度は60℃から開始しました。特に問題なくベッドへの定着も良好で、一層目からスムーズにプリントが始まりました。積層痕も目立たず、表面の仕上がりは非常に滑らかです。
物性、強度、表面の質感
PLAフィラメントは、一般的に強度や耐熱性にやや劣るというイメージがありますが、このPLA-F13は、その点でも期待以上の性能を発揮しました。テストプリントしたモデル（簡単な立方体と、ある程度のディテールを持つフィギュア）は、適度な強度があり、触った感触も硬すぎず、脆すぎない、バランスの取れた物性だと感じました。表面の質感は、マットな仕上がりで、光沢感はありません。このマットな質感が、特に白色のフィラメントでは、printsのディテールを際立たせてくれるように感じます。積層痕が目立ちにくいという点は、後処理の手間を減らしてくれるという点で非常にありがたいです。
糸引き、ブリッジ、オーバーハング
糸引き（ストリンギング）については、PLAフィラメントでは多少発生しやすい問題ですが、このPLA-F13は、 retraction設定を適切に行えば、ほとんど気にならないレベルに抑えることができました。ブリッジやオーバーハングについても、特に問題なく綺麗に造形されました。 PLAフィラメントとしては、全体的に扱いやすい部類に入ると言えるでしょう。
総評
FLASHFORGE PLA-F13 ホワイト 500g は、家庭用3Dプリンターでの使用において、非常にバランスの取れたフィラメントだと評価できます。品質管理が行き届いており、プリント中のトラブルも少なく、初心者から経験者まで幅広くおすすめできる製品です。特に、白色のPLAフィラメントで、綺麗で滑らかな表面の仕上がりを求める方には最適でしょう。500gという量もちょうど良く、色々なものを気軽にプリントして試したいというニーズにも合致しています。価格帯も手頃であり、コストパフォーマンスにも優れています。今後も、FLASHFORGEのフィラメントは注目していきたいと思いました。
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