トリファクトリー 1/200 RMS タイタニック 機関室乗組員セット 120体入 3Dプリンター製キット FS-22 (人) レビュー
開封と第一印象
トリファクトリーより発売された1/200スケールRMSタイタニック機関室乗組員セット。120体ものミニチュアが3Dプリンター製キットとして登場したと知り、その詳細さに期待を寄せていました。箱を開封した時の第一印象は、「すごい!」の一言に尽きます。想像以上に細かく造形された乗組員たちは、それぞれが異なるポーズ、異なる服装で、まるで本当に機関室で作業しているかのような臨場感に溢れています。120体という数にも圧倒されましたが、それらを一つ一つ丁寧に梱包してある点にも、メーカーのこだわりを感じました。
造形とディテールの評価
個々の乗組員の描写
このセットの最大の魅力は、なんといってもその造形の精巧さです。1/200スケールという小さなサイズながら、顔の表情、衣服の皺、手足の指先まで、驚くほどリアルに再現されています。顔の表情は、真剣な作業中のもの、仲間と会話しているようなもの、休憩中のものなど、多岐にわたり、それぞれのキャラクターに個性を与えています。衣服のディテールも素晴らしく、制服のボタンやポケット、ベルトのバックルなども細かく表現されています。これは、3Dプリンターならではの技術と言えるでしょう。
ポージングの多様性
120体もの乗組員が、それぞれ異なるポーズで造形されている点も特筆すべきです。ハンマーを手に作業をしている者、石炭を運んでいる者、計器を操作している者、休憩で椅子に座っている者など、機関室という限定された空間で展開されるであろう様々なシーンを想像させるポージングは、ジオラマ制作において非常に役立ちます。単調になりがちな大人数セットにおいて、このポージングの多様性は、完成した作品に深みとストーリー性をもたらしてくれるはずです。
キットとしての特徴
3Dプリンター製キットの利点と注意点
3Dプリンター製キットであることから、従来のレジンキットやプラモデルとは異なる特性を持っています。まず、細部の再現度が非常に高いことが挙げられます。複雑な形状や微細なディテールも、3Dプリンターであれば比較的容易に実現可能です。一方で、サポート材の除去や積層痕の処理など、プラモデルとは異なる下準備が必要になる場合もあります。しかし、このセットにおいては、サポート材も比較的除去しやすく、積層痕も目立たないように配慮されているように感じました。
120体というボリューム
120体という数は、RMS タイタニックの機関室を再現する上で、これ以上ないほどのボリュームです。これだけの数の乗組員がいれば、船の心臓部である機関室に、まさに生命が吹き込まれたかのような、賑やかで活気のある雰囲気を演出することができます。単体で複数体配置するだけでなく、それぞれの乗組員に役割を与え、ストーリーを紡ぎながら配置していく楽しみがあります。
塗装の難易度と楽しみ方
細部塗装の挑戦
120体という数なので、塗装にはかなりの時間を要します。しかし、それだけやりがいのある作業でもあります。特に、顔の表情や制服の細かなディテールを丁寧に塗り分けることで、乗組員たちがより一層生き生きとしてくるでしょう。トリファクトリーからは、おそらくタイタニックの乗組員の制服の色に関する資料も提供されているかもしれませんが、ご自身で資料を収集し、時代考証に基づいた塗装を楽しむのも良いでしょう。
リアルな表現のための工夫
塗装においては、単に色を塗るだけでなく、ウェザリングなどの技法を取り入れることで、よりリアルな表現が可能になります。石炭の煤、機械油の汚れ、汗などの表現を加えることで、機関室という過酷な環境で働く乗組員たちの姿をより忠実に再現できるでしょう。また、各乗組員に名前や役職を設定し、それぞれの個性に合わせて塗装に変化をつけるのも面白いかもしれません。
まとめ
トリファクトリー 1/200 RMS タイタニック 機関室乗組員セット 120体入 3Dプリンター製キット FS-22 (人)は、RMS タイタニックのジオラマ制作において、まさに革命的なキットと言えるでしょう。その圧倒的な造形美、ポージングの多様性、そして120体というボリュームは、製作者の想像力を掻き立て、飽きさせない魅力に溢れています。塗装には根気が必要ですが、それに見合うだけの完成度の高い作品が期待できます。タイタニックファンはもちろん、大型スケールの船模型やジオラマ制作に興味のある方には、ぜひ手に取っていただきたい逸品です。このセットがあれば、あなただけのRMS タイタニックの機関室に、活気とドラマが生まれることは間違いありません。
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