ELEGOO 光造形3Dプリンター用 ABS類似UVレジン3.0+ レビュー
ELEGOOのABS類似UVレジン3.0+は、光造形3Dプリンターユーザーにとって、非常に注目すべき製品です。従来のABSライクレジンの進化版として登場し、その性能向上に期待が寄せられています。この記事では、実際にこのレジンを使用した感想とレビューを、詳細に記述していきます。
開封と第一印象
まず、製品のパッケージングはELEGOOらしく、しっかりとしており、輸送中の破損の心配はなさそうです。ボトルは遮光性が高く、レジンの品質を保つための工夫が感じられます。ボトルの口も適度な大きさで、注ぎやすくなっています。
レジンの色と粘度
今回使用したのはブラックですが、見た目は深みのある黒で、高品質な印象を受けます。粘度は、一般的なABSライクレジンと同程度か、やや低めといった印象です。これにより、レジンの攪拌が容易になり、プリント前の準備がスムーズに行える点は評価できます。
プリントテストと設定
使用した3DプリンターはELEGOO Saturn 2です。ABS類似UVレジン3.0+は、様々な光造形プリンターとの互換性が謳われていますが、今回はELEGOO製品で統一することで、最適な設定が見つけやすいと考えました。
推奨露光時間とリフトスピード
製品ページに記載されている推奨露光時間を参考に、まずはテストプリントを開始しました。一般的に、ABSライクレジンはABS樹脂のような強度と靭性を目指しているため、ある程度の露光時間が必要となります。
ブラック色の場合、ボトムレイヤーの露光時間は60秒、通常レイヤーの露光時間は7秒程度から調整を開始しました。リフトスピードも、レジンが適切に剥離するように、通常よりもやや速めに設定しました。
プリント品質とディテール再現性
テストプリントの結果は、非常に満足のいくものでした。細部のディテール再現性は高く、小さな文字や複雑な形状も潰れることなく、シャープにプリントされています。表面の滑らかさも良好で、積層痕も目立ちにくい印象です。
ABSライクという名前の通り、プリントされた造形物は、一般的なレジンと比較して、ある程度の柔軟性と靭性を備えているように感じられます。これは、後処理で洗浄・硬化させた後でも顕著で、従来の硬くて脆いレジンとは一線を画す特性と言えるでしょう。
後処理と二次硬化
プリント後の洗浄は、IPA(イソプロピルアルコール)で十分に行うことができました。洗浄液に溶け出す過剰なレジンも少なく、効率的に洗浄できます。二次硬化も、UVライトを照射することで、短時間でしっかりと硬化しました。
後処理後の強度と耐久性
後処理が完了した造形物は、触ってみると、適度な弾力があり、従来の硬質レジンにありがちな「ポキッと折れてしまう」ような脆さがありません。ABS樹脂の特性をよく再現できていると感じます。
まとめ
ELEGOO 光造形3Dプリンター用 ABS類似UVレジン3.0+は、その名の通り、ABS樹脂の特性をよく再現した、非常に優れたUVレジンです。優れたディテール再現性、良好な表面品質、そして何よりも高い強度と靭性は、実用的なパーツの出力や、破損しやすい箇所のあるモデルのプリントに最適です。
プリント設定の調整は必要ですが、それはどのレジンでも共通のことです。推奨設定から始めて、ご自身のプリンターや環境に合わせて微調整していくことで、このレジンのポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。
従来のレジンでは強度に不安があった方や、より実用的な造形物を作成したいと考えている方には、間違いなくおすすめできる製品です。ELEGOOの技術力の高さを改めて実感させられる、素晴らしいUVレジンでした。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください

