Polymaker(ポリメーカー) 3Dプリンター用 耐熱性フィラメント ポリメーカ PC-ABS (White)

3Dプリンタ・材料等

Polymaker(ポリメーカー) 3Dプリンター用 耐熱性フィラメント ポリメーカ PC-ABS (White)

PolyMaker PC-ABS (White) レビュー

PolyMakerのPC-ABSフィラメント、ホワイトを購入し、自宅の3Dプリンターで様々な造形を試してみました。PC-ABSという素材自体、PC(ポリカーボネート)の強度とABSの加工しやすさを併せ持つとあって、以前から興味がありましたが、PolyMaker製ということで品質にも期待していました。

開封と第一印象

届いたパッケージは、PolyMakerらしいしっかりとした箱に入っており、フィラメントのボビンも真空パックで丁寧に保護されていました。ボビンに巻かれたフィラメントは、均一な太さで、表面に目立った傷やムラはありません。ホワイトの色味は、純粋な白というよりは、わずかに温かみのあるオフホワイトに近い印象で、上品な仕上がりを予感させます。

印刷設定と難易度

PC-ABSは、ABSよりも高い印刷温度が必要とされることが一般的です。私のプリンターはエンクローズドではないため、ベッド温度を100℃、ノズル温度を270℃に設定しました。印刷開始直後は、ABSと同様に若干の糸引きが見られましたが、温度設定を微調整することで解消されました。

エンクローズド環境がない場合は、印刷中に反りが発生する可能性も考慮する必要があります。今回は、ベッドのラフトやブリムをしっかりと設定することで、大きな反りは抑えられました。また、印刷時には十分な換気を心がけることが重要です。ABS特有の匂いはありますが、PC-ABSの場合は比較的穏やかに感じました。

印刷品質と物性

印刷された造形物は、非常に滑らかで、表面の光沢が際立ちます。ABSのような積層痕が目立ちにくく、まるで射出成形されたような印象です。PC(ポリカーボネート)由来の高い耐熱性と強度は、実際に触ってみて実感できます。

強度と靭性

以前使用していたPLAやABSとは一線を画す剛性感があります。力を加えても簡単には折れず、ある程度の衝撃にも耐えうると感じました。これは、PC-ABSの大きなメリットであり、機能部品や実用的なアイテムの造形に最適です。

耐熱性

PC-ABSの最大の特徴とも言える耐熱性は、高温環境下での使用を想定した部品造形において非常に有用です。今回のテストでは、温度計を組み込んだ造形物を作成し、一定時間熱を加えてみましたが、変形や劣化は見られませんでした。この点は、他の一般的なフィラメントでは難しい領域であり、PolyMaker PC-ABSの価値を大きく高めています。

表面処理

印刷後の表面処理も比較的容易です。サンディングはABSよりも少し硬い印象を受けましたが、丁寧に磨くことで非常に滑らかな鏡面に仕上げることが可能です。また、アセトン蒸気処理は、PC-ABSの場合、ABSほど劇的な効果は得られにくいという情報もありますが、軽度の表面処理であれば有効かもしれません。今回のテストでは、サンディングとプライマー塗装で十分な仕上がりを得られました。

PolyMaker PC-ABS (White) の利点

* 高い強度と靭性:実用的な部品造形に最適。
* 優れた耐熱性:高温環境下での使用に耐えうる。
* 美しい表面光沢:滑らかで高級感のある仕上がり。
* PolyMakerの品質:安定した印刷品質と信頼性。

PolyMaker PC-ABS (White) の考慮点

* 高い印刷温度:プリンターの性能と設定の調整が必要。
* 反りの可能性:エンクローズド環境や適切なベッド設定が推奨される。
* 換気:印刷時の匂い対策。

まとめ

PolyMaker PC-ABS (White)は、その高い強度、優れた耐熱性、そして美しい仕上がりから、従来のPLAやABSでは物足りなかったユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。機能部品、プロトタイピング、さらには実用的な雑貨など、幅広い用途でその真価を発揮します。

印刷設定には多少の注意が必要ですが、PolyMakerのフィラメントが持つ品質の高さは、その手間を補って余りあるものです。特に、耐熱性が求められる造形や、高い強度が必要な部品を3Dプリンターで作成したいと考えている方には、自信を持っておすすめできます。ホワイトの色味も、上品で様々な用途に合わせやすく、重宝すること間違いなしです。

上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください