IEMAI PETG フィラメント 1.75mm 青から白への色変化グラデーション:高速印刷体験レビュー
開封と第一印象
今回レビューするのは、IEMAI PETG フィラメント 1.75mm、青から白への色変化グラデーション、半透明タイプ、1kg/スプールです。まず、パッケージを開封した際の第一印象は、その鮮やかな色合いにあります。青から白へと滑らかに変化するグラデーションは、写真で見る以上に美しく、光に透かすと幻想的な雰囲気を醸し出します。スプールへの巻き取りも非常に丁寧で、糸絡みの心配はなさそうです。PETG特有の匂いはありますが、不快なほどではありません。半透明であるため、印刷されたモデルの内部構造や、光の透過性を活かした表現が期待できます。
高速印刷への挑戦
このフィラメントの最大の特徴は、50-600mm/sという驚異的な高速印刷に対応している点です。普段は一般的なPLAフィラメントで、200mm/s程度の速度で印刷していますが、今回はこのIEMAI PETGフィラメントのポテンシャルを最大限に引き出すべく、様々な速度でテスト印刷を行いました。まず、50mm/sから始め、徐々に速度を上げていきます。300mm/sまでは、特に問題なく滑らかな印刷が可能でした。層間接着も良好で、強度の低下も感じられません。しかし、400mm/sを超えると、特に細かいディテールや急な形状変化のある部分で、わずかな糸引きや表面の荒れが見られるようになりました。それでも、一般的なPETGフィラメントでこの速度を出すことを考えれば、驚異的な性能と言えるでしょう。
速度と品質のバランス
600mm/sという最高速度は、流石に私の所有するプリンターでは安定した印刷は困難でした。しかし、これはプリンター側の設定や構造にも依存する部分が大きいと考えられます。このフィラメントの真価を発揮させるには、高出力のホットエンド、十分な冷却性能、そして剛性の高いフレームを持つ高速印刷に特化した3Dプリンターが不可欠でしょう。それでも、300-400mm/sといった、一般的に「高速」とされる領域では、短時間で高品質な造形物を得られるというメリットは非常に大きいです。特に、実用的な部品や、ある程度の大きさと複雑さを持つモデルの試作など、スピードが求められる場面で活躍が期待できます。
色変化グラデーションの表現力
青から白への色変化グラデーションは、印刷されたモデルに独特の奥行きと美しさを与えます。特に、半透明であるため、内部からの光や、外部からの光の当たり方によって、色の見え方が変化し、単調な単色フィラメントでは得られない表現が可能になります。球体や、曲線的な形状のモデルでは、グラデーションがより一層際立ち、まるで生きているかのような滑らかな変化を楽しめます。フィギュアや装飾品など、見た目の美しさが重視されるアイテムの印刷に最適です。また、半透明性を活かして、LEDなどを組み込んだモデルを作成する際にも、その幻想的な光の拡散効果が期待できます。
PETGとしての特性
PETGフィラメントとしての基本的な特性も良好です。PLAと比較して強度、耐熱性、耐薬品性に優れており、屋外での使用や、ある程度の負荷がかかる部品の作成にも適しています。また、PLAほど吸湿しやすいわけではありませんが、保管には注意が必要です。印刷時のノズル温度は230-250℃、ベッド温度は70-80℃が推奨されます。高速印刷においては、これらの設定を微調整することで、より安定した印刷結果を得られるでしょう。糸引きに関しては、PETGの特性上、ある程度は避けられませんが、リトラクション設定の最適化で軽減することが可能です。冷却ファンの設定も重要で、速すぎると層間接着が悪化し、遅すぎると糸引きが増える傾向にあります。
まとめ
IEMAI PETG フィラメント 1.75mm、青から白への色変化グラデーション、半透明タイプは、高速印刷性能と美しい色表現を両立させた魅力的なフィラメントです。特に、高速印刷に特化した3Dプリンターをお持ちの方にとっては、そのポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。一般的な3Dプリンターでも、300mm/s程度までの速度で、時間短縮と良好な印刷品質を両立させることが可能です。青から白へのグラデーションと半透明性は、モデルにユニークな視覚的魅力を与え、アート作品や装飾品、機能的なプロトタイプなど、幅広い用途での活用が期待できます。PETGとしての基本的な強度や耐熱性も兼ね備えているため、実用性も高いと言えます。高速印刷と美しい造形を両立させたい、次世代の3Dプリンターフィラメントを探している方には、ぜひ一度試してみる価値のある製品だと感じました。
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