【送料無料】ELEGOO マット PLA フィラメント 1.75mm ティール 3D プリンター用フィラメント 寸法精度±0.02mm ほとんどのFDMプリンターに対応 (1KG/カーボードスプール 2.2 lbs)
ELEGOO マットPLAフィラメント 1.75mm ティール レビュー
日々3Dプリンターのフィラメントをレビューする中で、今回注目するのはELEGOOから発売された「マットPLAフィラメント 1.75mm ティール」です。このフィラメントは、その名の通りマットな質感と美しいティール（緑がかった青）の色合いが特徴で、多くの3Dプリンターユーザーが求めるであろう要素を備えています。今回は、実際にこのフィラメントを使って出力を行い、その使用感、印刷品質、そして総合的な評価を詳しくレビューしていきたいと思います。
開封と第一印象
まず、製品が届いた際のパッケージングですが、カーボードスプールに1KG（2.2 lbs）のフィラメントが巻かれており、環境にも配慮された印象を受けます。スプールはしっかりとしており、フィラメントの巻き癖も最小限に抑えられています。ティールという色は、写真で見るよりも深みがあり、落ち着いた雰囲気を持っています。マットな仕上がりになるという期待感から、開封した時点での満足度は高いと言えるでしょう。
印刷設定とテスト出力
このフィラメントは、ほとんどのFDMプリンターに対応しているとのことですが、念のため、私の使用しているプリンター（Prusa i3 MK3S+）でテストを行いました。推奨される印刷温度は、ノズルが195～220℃、ベッドが50～60℃と、一般的なPLAフィラメントと大きく変わりません。寸法精度±0.02mmという高い精度も期待できるため、まずは標準的な設定でテストプリントを開始しました。
特に、細部の再現性や層間接着の強さが気になるところです。PLAフィラメントの中には、温度設定がシビアで、少しでもずれると印刷品質に影響が出るものもありますが、このELEGOOのフィラメントは比較的寛容な印象を受けました。何度か温度を微調整しながら、最終的にはノズル205℃、ベッド55℃で安定した印刷結果が得られました。
印刷品質：マットな質感と発色の美しさ
実際の印刷結果ですが、まず驚かされたのはそのマットな質感です。光沢がなく、落ち着いた仕上がりは、これまでのPLAフィラメントとは一線を画します。特に、複雑な形状や細かいディテールを持つモデルを出力した際に、そのマットな質感が際立ち、高級感のある仕上がりになります。写真撮影の際にも、光の反射が少なく、モデル本来の形状が捉えやすいのは大きなメリットです。
ティールという色合いも非常に綺麗です。深みのある色合いは、どのようなモデルにも合わせやすく、単色での出力でも存在感があります。他のフィラメントと組み合わせた際の色の調和も良好で、デザインの幅を広げてくれるでしょう。
寸法精度±0.02mmという謳い文句は伊達ではなく、非常に正確な寸法で出力されました。ブリッジやオーバーハングなどの難しい箇所も、糸引き（ストリングング）が少なく、綺麗に仕上がっています。層間接着も十分で、出力物が壊れやすいといった心配もありません。
総評：3Dプリンターユーザーにおすすめできる逸品
ELEGOO マットPLAフィラメント 1.75mm ティールは、その美しいマットな質感、魅力的なティールカラー、そして高い印刷精度において、非常に満足度の高いフィラメントでした。PLAフィラメントでありながら、まるで特殊な後処理を施したかのような高級感のある仕上がりは、特に装飾品やフィギュア、プロトタイプなどの出力において、その魅力を最大限に発揮するでしょう。
これまでPLAフィラメントの光沢感に満足できなかった方や、より洗練された仕上がりを求める方には、ぜひ一度試していただきたい逸品です。価格帯も手頃でありながら、この品質はコストパフォーマンスも非常に高いと言えます。
唯一、注意点があるとすれば、マットな質感ゆえに、 acrylonitrile-butadiene-styrene（ABS）などの素材と比較すると、耐熱性や耐候性はやや劣る可能性があります。しかし、一般的な室内での使用や、PLAフィラメントの用途を考慮すれば、全く問題にならないレベルでしょう。
総合的に見て、ELEGOO マットPLAフィラメント 1.75mm ティールは、3Dプリンターユーザーであれば、一度は手に取ってみる価値のある、非常に優れたフィラメントであると結論付けます。今後のELEGOOのフィラメントラインナップにも期待が持てます。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください
